荷造り(前編)
初めての渡航で何を持っていくか、迷うところですね。
まず持っていきたいのが「移動月最初の2週間で生活に必要なもの」です。
食品、雑貨、消耗品、衣料品等々、2週間は買い物に行かなくてもやっていける分を持っていきます。
近年のカンボジアは経済発展が著しく、大抵のものは現地調達が可能です。
ですが、土地勘がなく店舗名も売っている商品のブランドも馴染みのないものばかりです。
カンボジアには日本のような24時間営業のスーパーマーケットやコンビニはそう多くありませんし、初めのうちはどこに行けば何が買えるのか、値段の相場はどうかといったことがわからず大きなストレスになることがあります。
最初のうちは生活に慣れることに必死で疲れがたまりやすいかもしれません。
せめて家の中では、慣れた日本の製品に囲まれて自分をほっとさせてあげることが必要かと思います。
さらに引っ越し直後は購入するべきものが多いので、買い忘れたり荷物が多すぎて持ち帰れず泣く泣くあきらめたり、ということも。
移動月は様々な手続等で忙殺されることも多く、買い物に行く時間がとりづらいのも事実です。
生活必需品は、1年分も持っていく必要はありません。
移動後1か月過ぎるころには、少しずつ土地勘も付き始めるので、買い物がだいぶ楽になります。
ですから、「2週間分」くらいがベストです。
やや長めの海外旅行に行くつもりで準備してみてください。
歯ブラシやタオルなどの雑貨類、簡単な工具類、ちょっとしたお菓子やインスタント食品、乾物などもお役立ちです。
それでも、現地到着後に「持ってくればよかった……!」が発生することは十分あり得ます。
2014年、首都プノンペンに待望の「イオンモール」がオープンしました。
トップバリュブランドはもちろん、ダイソーやセリア(現地では「ミーア」)、ノジマ電機も入っていますので、利用価値は大きいです。
とはいえ品数は日本より少ないですし、価格もやや高めなので、受託荷物の許容範囲内であれば日本から持ち込んだ方が良いかと思います。
逆にLCCを利用する場合など、受託荷物をあまり増やせない場合は、到着後ひとまずイオンへ直行して必需品をそろえてしまうという方法もあります。