カンボジアで働く日本人の友人に「ここで働くうえで必要なものは何だと思う?」と尋ねたところ「言葉」と「辛抱強さ」とのことでした。
カンボジアに限らず、海外就職でぶつかる問題の多くは、習慣や感覚の違いに起因するように思います。
日本人同士であれば「言わずもがな」で進んでいく話も、面倒がらず一つ一つ説明し、同じ意識で問題に取り組んでいることを慎重に確認することが大切なのだそうです。
そのようにしてカンボジア人の感覚を理解し、日本人の仕事の取り組み方を理解してもらうことがトラブルを防ぐのだそうです。

ちなみに「言葉」ですが、都市部で働くカンボジア人はかなりの割合で英語が通じます。
カンボジア語で話しかけたのに英語で返答される、という経験もしばしばです(笑)。
ですからカンボジアでの就職を考える場合、大抵の場合は英語が話せればカンボジア語はあまり必要ではありません。

とはいえ、カンボジア語を少し話せるとカンボジア人との距離がぐっと近くなります。
目を丸くして「カンボジア語が話せるの?」と言われます。
特におすすめは褒め言葉です。
だれでも褒められれば嬉しい気持ちになります。
カンボジア語で会話する必要はありません。
一言二言、声を掛けるための言い回しを覚えるだけです。
ここで、お勧めの褒め言葉をいくつかご紹介します。

ロッオーナッ(いいね!)
ウッサーメンテーン(働き者だね!)
プーカエメンテーン(上手だね!)
オークン(ありがとう!)

綺麗に発音するコツの一つが、腹筋を使うことのようです。
でもこの程度の言葉であれば、多少変でも大抵のカンボジア人は理解してくれます。
ちなみに「ありがとう」のときに動作も加えたい場合は、両手をあごの下あたりで縦向きにぴったり合わせて軽くお辞儀してください。

さらにクメール語でのコミュニケーションがとってみたくなったら、「旅の指さし会話帳 カンボジア」(福富友子著 情報センター出版局 )がお勧めです。
旅行者向けの本ですが、長期滞在者でも十分活用できます。
本を相手に渡して一緒に見るだけでも十分面白がってもらえ、会話が弾みます。
ちょっとした単語を調べたいときにも役立ちます。
カンボジア語→日本語の単語集もありますので、カンボジア人の言いたいことをこちらが理解する助けにもなります。