「日本を飛び出すと、日本のことが客観的に見えるようになるよ」とよく言われます。
本当にそうでした。
カンボジアで暮らし始めて、日本や日本人のことがより深く分かるようになったと感じています。
驚いたのは、以前より日本人の「良いところ」に気づけるようになったことです。
よく言われることですが、日本人の真面目さや勤勉さが時々懐かしくなります。

カンボジアでの暮らしは、過酷ではありません。
とはいえ、快適でもありません。
「日本だったら○○なのになぁ〜」と思うこともしばしばです。
特に感じるのが、ちょっと専門的な買い物をするときです。
以前、WIFIルータを買いにショッピングモールの家電コーナーへ行ったことがあります。
店員さんにWIFIルータが買いたいと伝えると、不思議そうな顔をされました。
WIFIルータがわからなかったようです。
結局、すでにWIFIルータを持っている友人にどこで買ったのかを聞いて購入しましたが、家電コーナーのスタッフがWIFIルータを知らないって、日本ではあり得ないことですよね。
日本の家電量販店では、アルバイトを含めスタッフ全員が一定の商品知識を持っています。

とはいえ「ない」は「チャンス」でもあります。
最近オープンしたイオンモールプノンペンでは、日本でのサービスに近いものが得られるようになっています。
日本からこちらに来てすぐに行くと違和感もなく感動もありませんが、しばらくカンボジアで生活した後で立ち寄ると、あらゆる面で質の高さに感動します。
日本の「当たり前」がこちらではまだまだ「当たり前じゃない」んだぁ…と実感します。

自分の仕事にプライドを持つこと。現状に満足せず、向上心を忘れないこと。信頼できる人になれるよう努めること…。
日本から輸入できるのは商品だけじゃない、サービスとか、仕事への取り組み方といった「日本人の気質」も立派な輸入品なんだって、思います。
カンボジアで働く日本人たちの姿が、この国に「Japan Quality」を発信する最前線かもしれません。